シラミと名がついても、カメムシの仲間で雌雄、幼虫全てが吸血します。
戦後の混乱期には繁殖していましたが、昭和40年頃からは殺虫剤の発達と
衛生意識の高まりで、年々減少し昭和60年代にはほとんど見かけなくなりました。
それが最近また増加傾向にあります。特にホテル、旅館、簡易宿泊所、
マンションなどで被害が広まり、相談件数も年々増えています。
原因はいろいろありますが、
①殺虫剤の使用制限
②海外旅行の流行
③リサイクル家具の交流
④室内の温暖化
⑤知識の不足に依る大繁殖
⑥秘密にしたい為の中途半端な駆除 等々
しぶとい虫で吸血なしでも数ヶ月生き続け、雌は生涯に200-500個産卵
します。初回に刺された時は痒みを感じませんが、2度目から猛烈な痒みが襲います。
人に依っては次第に痒みを感じなくなる場合もあり、室内で大繁殖をします。
壁穴、室内の隙間、引き出しの裏、ベッドのコーナーなどに黒いシミができていたら、
トコジラミの糞の可能性もあります。
心配になったら是非プロのアドバイスを受けてください。