感染症特別講習会のお知らせ【2024年6月20日開催】

ハチには刺されませんように!

もし刺されたら、迷わずにすぐ病院へ行ってください。
ハチ毒は人に対して強い生理活性を持っており、
成分はアミン類,低分子ペプチド,酵素類などが複雑に組み合わさっています。
アンモニアで中和するなどといった素人療法は全く効果がありません。
応急処置としては刺傷箇所の上部を押さえて毒を絞り出し、流水で洗浄します。
口で吸出すのは口腔内に傷があった場合、毒を吸収してしまう危険があるので
やってはいけません。

ハチに刺された際の激痛はセロトニンやヒスタミンなどの
アミン類や、ハチ毒キニンなどにより引き起こされます。
スズメバチの毒成分には,他の生物毒に比べてセロトニンの量が多く、
この量が最も多いのは昆虫界の食物連鎖の頂点にいるオオスズメバチですが、
刺さされて最も痛いのはチャイロスズメバチで、セロトニンの濃度が
一番高くなっています。

ハチ刺傷により我国では年間24~5人程度の死亡例が報告されていますが、
ハチ毒自体での原因よりも毒が体内に入ったことによる過剰アレルギー反応
いわゆるアナフィラキシーショックによる急激な血圧低下や心拍異常、
呼吸器障害などによるものが多くなっています。
これらの症状は刺されてから1時間以内に現れるので、
異常を感じてからでは間に合わなくなる恐れがあります。
すぐに病院へ行きステロイド剤や抗ヒスタミン剤治療を受けると
全身症状の緩和だけでなく痛みもかなり抑えることができます。

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