コアシナガバチについて

私たち神奈川県ペストコントロール協会では、県内の方から広く害虫に対する相談を承っています。特にこの時期からは、スズメバチやアシナガバチといった、刺すハチの相談がポツポツ来始めます。

スズメバチといえばマーブル模様の玉のような形の巣を、アシナガバチといえばお皿をひっくり返したような形の巣をネットの写真などで見る方も多いでしょう。

 今回このコラムでご紹介したいハチ・コアシナガバチはスズメバチや他のアシナガバチと比べ、ハチ自身の大きさは他種に比べて見劣りするほど小さなハチです。

 ハチ自身はどんなに大きくなっても体長20㎜もないほどの大きさで、単独で飛んでいたらハチよりもハエと間違えてしまう人もいるかも知れません

 しかし、このハチが厄介なのは逆にその小ささです。ハチと同様に巣も小ぶりで庭木の草花や灌木のか細い枝にくっついて営巣・活動します。

そしてその小ささゆえにハチがいることに気づかず、庭木の手入れや草むしりをしたときに蜂の巣に振動を与えてしまい、怒ったコアシナガバチが飛び出てきて驚かせてしまうという事例が多くあります。

「コ」と言ってもそこはアシナガバチですので小さくてもその毒はかなり強く刺された瞬間はかなりの痛みを伴います。

スズメバチのような大きな巣を作るハチも怖いものですが、コアシナガバチのような草花の影にひっそりと巣を作って暮らすハチもなかなかに厄介なものです。

もしも見つけたら自分で駆除しようと無理はせずに、当協会に連絡をすることをお勧めします。

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