冬のネズミ事情

 私たち神奈川県ペストコントロール協会では、県下の皆様からの害虫・害獣の相談を受け、それを協会所属の業者に連絡をするという体制を長く続けています。

 そんな中、今年2024年は(厳密にはまだ終わっていませんが)ネズミの相談が多いようです。

 人に危害を加えるネズミというのは、ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの三種類が主ですが、特に人家に侵入して建物全体に危害を加えるクマネズミは相談によく持ち掛けられます。

 これらネズミは「ねずみ算」という言葉のたとえが示すとおりに、年中出産と繁殖をすることが出来ますが、特に春と秋は繁殖が盛んなシーズンとなります。

 では、冬のネズミはおとなしいのか、というと決してそんなことはなく、むしろ冬はネズミの被害が多い傾向があります。

 これはネズミを含むげっ歯類がもともと冬の寒さが苦手な種類が多い特徴があるためです。

 寒さ対策としてリスなどは冬眠をしますが、冬眠が出来ないドブネズミやクマネズミは寒さが強くなると活動が鈍くなります。

 そのためより暖かい場所・寒さのしのげる場所で過ごそうと人家に侵入するのです。

 最近の住宅は壁や天井裏に断熱材などを使用しているものも多くそういった場所はネズミにとって寒さがしのげる格好の場所といえるでしょう。

 こういったネズミの親友を防ぐためにも、日ごろから次のような生活を心がけてみることをおすすめします。

・床下の通風口などが壊れていないか確認する。

・エアコンの室外機からのダクトに隙間がないか確認する。

・生ごみは収集日まで、室内でフタつきのゴミ箱に保管する。

・巣の材料となるもの(新聞紙・段ボール箱など)は外に置かず、まとめて指定日に捨てる。

・常に整理整頓をこころがける。

 常日頃、生活環境を清潔に保っているとネズミ(またはその他の害虫も)は近づきにくくなりますし、またネズミが侵入したときの早期の発見にもつながりますので、これらの習慣を試してみることをお勧めします。

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